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禅セラピーインストラクター[禅療法士]養成講座 感想

宇賀神 亮「亮法観療禅士」さん

「禅セラピーインストラクター(禅療法士)養成講座修了の感想・決意や抱負」

7月〜の講座、大変お世話になりました。
受講開始した際は、サラリーマンとして働きながら有給休暇を取得し参加していました。10月にフリーランスとして独立をしたタイミングで、本講座を終了し、生前戒名をいただけたことは、僕にとって大きな転機となります。

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禅に出会ったのが、2018年の5月。禅ボディマインドマネジメント基礎講座をご紹介いただけたことがきっかけで、藤井先生と出会いました。
その時、パニック障害と診断され、「何がなんでもどうにかしたい!」といろんな解決策について試していた時期でした。

基礎講座は2巡していきましたが、(今だから言えることですが)1巡目は全くと言って良いほど、心地よくありませんでした。
藤井先生のおっしゃる「安楽」とは程遠かったです。藤井先生がおっしゃる通りに動作をする、いわば「頑張って安楽になろうとしていた」のです。

その時に、頑張らないことも何度も聞いていたはずなのに。
僕自身、自分の外側に答えを求めていたので、聞いていてもそれを受け流していたことに気づきました。

1巡目修了後は、身体を緩めることに集中する1年となりました。
整体メソッドの認定講師になり、脳神経センターにて「首こり症」と診断されたのを機に、温灸と鍼の治療を受けました。
半年の治療と整体のお陰で、心と身体と呼吸の繋がりを感じられるようになりました。普段から自分のことを労ること、心地よさと大切にすることを意識するようになりました。

2019年6月。1年のブランクを経て、基礎講座を再度受講した時には、得られた結果が大きく変わっていきました。とても、とても心地よかったのです。5回の講座全て。
全く同じ講座で同じ時期に受けたのにも関わらず(1年越しですが)、なぜこれだけ得られた結果が変わったのか。

それは「調心調息調身」を意識出来るようになったこと、常に自分自身へ問い続けるという禅的な考え方が僕の中で落とし込めたからだと考えております。

2020年3月。藤井先生より禅療法士講座のお知らせをいただきました。
その時、僕自身退職の意向を会社へ告げた日でした。
禅のことを学びたいという意欲と、コロナの社会情勢の変化と、自分の中のタイミングがピタリとあったと感じ、即申し込みを決めました。

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実際に、禅のこと、般若心経のこと、各言葉の深い意味に触れてみて、
「これだけ奥深い意味があったなんて...!」と頭の中が飽和状態になりました。

そんな中でも、確実に僕の中で確信したものがあります。
それは「今まで考えてきたなんとなくの芯の部分」が、実はすでに禅の考え方に散りばめられていた!ということです。

特に印象的だったのは、坐禅儀において、誓願の次に記載されていることが、
「リラックスして」という内容であることです。

僕が一番避けてきた、「リラックス=心地よい」を感じること。
自分のことよりも他人の事ばかり意識を向けてきたこと。
リラックスの「リ」の字も出てこなかった僕は、禅に出会ってからの2年で大切にするようになったことが「心地よい」の土台を醸成することです。

今ここ、自分にとっての「心地よさ」を探り・見つけ・広げる。
このことを僕の人生のテーマとし、一生を生きると決断できたのは、
禅療法士になると決めたからです。

なぜなら、「心地よさ」が自分の土台としてあれば、自分の人生を安楽に生きることができると、今までの経験と体感から深く確信しているからです。

禅の考え方をふんだんに取り入れた、禅セラピーワーク。
洞察を深めていく、Bosatsuマインドフルネス。
信じる・寄り添う・委ねる・見守るを軸とした動的瞑想。
その全てが、今の時代を心地よく生きるために必要な要素だと感じています。

僕自身がごそっと抜けていたことが、
信じる・寄り添う・委ねる・見守るということでした。
自分自身に対してできていなかったのです。

講座内で、同期の皆さまと同じ空間と時間を共にし、それぞれの想いを共有した時、僕は改めて「心地よさ」を軸に活動していきたい。そう決意しました。
その決意を後押ししてくれたのが、「生前戒名」だと思っています。

賜った戒名「 亮法観療禅士 」

明るくはっきりしているさま=亮
生まれながらにしてもつ素質=法
洞察していく、深く見据える=観

生まれ持った素質と経験と体感から学んだ技能。
それらを活かして「心地よさ」を醸成する活動をしていく。

そんな僕の決意にぴったりな戒名をいただけた!と感じています。
2020年10月6日。生前戒名をいただいたその日から、僕の今生きる世界の捉え方が大きく変わりました。

「起こること、関わること全て、心地よく生きるために起っている」ということです。
考え方よりも「在り方」の部分を伝え続けた結果、泣いて共感してくださる方と心の交流ができるまでになりました。24時間心地よさを感じられるようになりました。一時的な出来事に対して、ストレスや刺激が多いと感じたとしても、全て気づきとなり、糧となり、心地よさへ戻るためのエッセンスになる。そう感じています。

今後の抱負として、引き続き「自分にとっての心地よさ」を探り・見つけ・広げる生き方を、僕自身の姿勢で示し続けます。そして提案をし続けていきます。禅療法士としてその方法を広く発信し続けていきます。

藤井先生、共に学んでくださった同期の皆さま、本当にありがとうございました。
今後もサンガとして末長くよろしくお願いいたします。

宇賀神 亮

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